ヴァチカンの祓魔師達に支給されている退魔道具。細身の剣の様な形状をしています。
悪魔の身体に突き刺す事で刀身を悪魔の魂と同一化させ、その状態で刀身を「折る」事で悪魔を魂魄から殺す事が出来ます。
低級悪魔であれば一振で事足りますが、上級の悪魔になるほど魂も強靭であるため比例して折るべき剣の数も増えていきます。
その性質上非常に折れやすい刃をしている為、使用している祓魔師達はこの剣を大量に持ち歩いて使い棄てています。
魂と刀身の同化も一瞬で実行される工程ではない為非常に扱いづらく、ベテランの祓魔師にしか使いこなせないとまで言われています。
材質も製造過程も門外不出。出回り始めたのは現教皇が即位してからであり、
また同時期から禁止区域であるはずのサルデーニャ島を行き来するヴァチカンの船が発見されています。
この事からサルデーニャになんらかの素材があると推測されていますが、
教皇は件の船を「監視の為の巡回船である」として黙秘を貫いています。