StigmataPROJECT - 聖痕者

聖痕者

スティグマータ。
「神の祝福」を宿す者。
聖痕が発現した人類の総称であり、ローマ神権主義連邦の領土内限定で特殊な能力を行使できる「人間」ないし「亜人」を指します。
ローマ内においては「試練を越えた者」として優遇される傾向があり、
「聖痕者になると幸福な人生を手に入れることができる」とも噂されています。
信仰心の篤い敬虔な信徒に宿る傾向があるとされ、「聖痕者の4人に1人は聖痕教の信徒である」とも言われています。
人間であれば前世の記憶を持ち越したままの異能獲得、亜人であれば異能の二重発現・異能変異・異能強化のいずれかが発生します。
ただしあくまで「ローマ連合の領土内でのみ行使できる力」である為、
国外へ出た瞬間に聖痕の力は停止し、聖痕者は聖痕獲得前のステータスに退行します。(帰国すれば聖痕込みのステータスに戻ります。)

また、聖痕者はある一定のボーダーラインを越えた瞬間に「異形化」が始まります。
異形化ボーダーは
「信仰心の強さ」「能力値の高さ」「異能の使用頻度」
などから各自ランダムに設定される為、人によって数値がバラバラです。
異形化が進行すると、聖痕者は「使徒」と称されるモノに変生します。
更になんらかの条件をクリアすることで使徒は「天使」へと羽化するとも言われているようですが、
「天使」にまで至った聖痕者が現在までに存在を確認されていない為、真偽の程は定かではありません。
また完全な使徒化へ至った聖痕者も現在は存在していません
数十年前にはちらほらと使徒が目撃されていたようですが、1998年を境にパタリと存在が観測されなくなりました。

現在確認されている聖痕者たちの中では、ヴァチカン教皇が「もっとも使徒に近い存在」であるとされています。


⚠︎ 注意事項!⚠︎
聖痕者になれる種族
ローマ神権主義連邦の国土内で産まれた
人間」と「Bランク以下の亜人」となります。
上記以外の種族、またはAランク以上の亜人は聖痕者にはなることができないのでご留意ください。


tips(キャラメイクの参考にしてください)

・聖痕の位置について
聖痕の位置は国によって発現範囲が固定されています。
イルマーレでは瞳に、
メディオムでは腕に、
ベファーラでは胴体に、
ヴァチカンではうなじに、
オメルタでは脚に聖痕が発現します。
発現箇所や聖痕の大きさ、個数には個人差があります。自由に設定してください。
尚ベファーラは胸部の中心か右脇腹に発現する傾向が多い様です。


・聖痕異能の数値について
聖痕異能に数値の制限はありません。
西京公式で提示されているルールに従って自由に振り分けてください。


・発現年齢について
聖痕の発現する年齢は平均として14歳頃がもっとも多く、最低でも10歳前後に発現します。
上記の年齢より遅いor早い段階で発現する事例も稀にある様です。


・聖痕の色と形状について
聖痕は焼印の様な形で発現するため、基本的に火傷痕の様な色(素材置き場の聖痕素材参照)をしています。
上から墨を入れて色を変えている人もいます。
形状は聖痕素材の十字型で固定となります。


・信仰心が低下した場合について
聖痕者になった後に対象の信仰心が薄れると、
保有している聖痕異能の出力が安定せず、異能が「不発」する可能性があります。


・異形化の比率について
異形化は高いボーダーを越えた聖痕者に発現する現象であるため、必須事項ではありません。
総数としては健常者>異形という比率になっています。


・ツノについて
異形化の始まった聖痕者には様々な特徴が現れますが、「ツノ」が生える個体は珍しいとされています。
またツノの発現は悪魔や堕天者(後述)の特徴であるとされており、ツノが生えた聖痕者は堕天の疑いを掛けられる事が多い様です。
ヴァチカンでは忌避される要素であるため、ツノが生えた聖痕者が自らツノを折る事例も少なくありません。


・異形化による外見年齢について
異形化によって若返るor老化することはありませんが、
「進行時点での年齢に外見が固定される(=不老になる)」という事例は多数存在します。


・聖痕者のゾンビ化や幽霊化について
聖痕者がゾンビ化or悪魔化or幽霊化した場合、保有していた聖痕は消失し、聖痕異能は使用不可となります。


・「異形」の範囲について
異形と化していても種族判定は「人間or亜人」となります。人間のカタチが視認できる範囲に留めてください。


・イメージ
聖痕者の終点は「天使」である、ということを念頭に置いていただけますと幸いです。(強制ではありません)
聖痕者→天使っぽい特徴
堕天者、悪魔→悪魔っぽい特徴
といった感じのイメージだと考えていただければ。
例外も十分にあり得ますのでフワッと意識していただく程度で大丈夫です。







使徒

アポストロ。
変生せし選定者。御使いの「繭」。
聖痕者の第二段階にして上位互換。悪魔とも違う異形の存在であり、かろうじてヒト型のシルエットを保っています。
自我が極めて薄く、天使言語による発声を行う為意思疎通は困難ですが、ごく稀にこちらの意図を理解する個体もいたようです。
人間であったなら前世の記憶を、亜人であったなら亜人としての異能を喪失するようですが、
引き換えに聖痕異能のステータスが大幅に強化されています。
過去の資料によれば最大で計12騎の使徒が観測された時期があったようで、一時代に12騎の使徒が同時に存在できると推測されています。
現在のローマ神権主義連邦には存在していません。





天使

エンジェル。
天の御使い。「羽化」する者。
聖痕者の最終段階。使徒の上位互換であり進化形。
ヒト型を保っていた使徒から更に異形化が進行し、ヒトであった頃の面影は消えています。
条件さえ揃えば使徒に変生する過程を飛ばして、聖痕者から天使が羽化することもあるようです。
彼らに関する詳しい情報は公開されていません。
使徒同様、現在のローマ神権主義連邦には存在していません。





堕天者

ルチフェロ。
オメルタ王が独自に考案した禁術により、聖痕者のシステムを書き換えられたイレギュラー。
王の書き換えが完了した瞬間に、対象の聖痕者は「堕天」します。
彼らは正規の聖痕者達と同様に「異形化」が発生しますが、使徒には至らず、悪魔として生まれ変わります。
反則的な方法でシステムに介入する為、堕天した聖痕者は概ね能力が変質する傾向にあります。
また正常な聖痕者の数倍のスピードで異形化が進行する為、堕天者になることはすなわち「悪魔に生まれ変わる」事と同義となります。
悪魔化が達成されると前世の記憶は喪失し、異能は統合されますが、はっきりとした自我を保ったままでいられます。
その性質上、異形化の実態を知り絶望した者、元より信仰心の薄い者、あるいは背信者や破戒僧が多い傾向にあるようです。

プロセス図解